これは、クレジットカードを作る上で永遠のテーマとも言えるかもしれません。 国際ブランドは、Visa、Mastercard、JCBの3ブランドから選ぶことができることが多いのですが、JCBは唯一日本国内のブランドなので、あとの2つとはサービスなどが違うこともあるので比較しやすいかと思います。
「一番迷うのはVisaとMasterCardのどちらを選択すればいいのか?」 ではないでしょうか?
結論から言うと、国内利用が中心であれば、どちらのブランドを選んでも問題はないでしょう。というのも、現在、国内で加盟店が一番多いのはJCB、次いでVisa、そして、MasterCardという順になります。 ただ、都市部での加盟店の数は3ブランドとも変わりはないので、どのブランドを選択しても不自由なく使えるといえます。
注目したいのは、海外での利用です。 こちらは、どの国によく行くのか・・・というので大きく変わってきます。
旅行先・出張先がアメリカ中心だという方は、Visaが有利でしょう。 Visaはもともと、”バンク・オブ・アメリカ”が発行したカードが発祥となっているため、アメリカでVisaが利用できないということは考えにくいからです。
反対に、ヨーローッパを中心に旅行や出張に行くことが多いという方は、MasterCardが有利となります。
MasterCardはVisaに対抗して作られた国際ブランドで、アメリカよりもまずヨーロッパなどでの提携を行ったために、現在でも、ヨーロッパではMasterCardの方がメジャーなブランドとして認識されているからです。
このように、利用地域によってブランドの有利性に違いはありますが、その他の違いはほとんどないと言っていいでしょう。
ただし、それは一般カードの場合です。ゴールドカード以上のステータスカードの場合は、空港ラウンジサービスに大きな違いが出てくるため、国際ブランドはよく検討するべきです。
同じカードでも、国際ブランドによって、利用できる空港ラウンジが違うことはもちろん、カードによっては空港ラウンジの利用自体できない場合もあります。
また、発行するカードによっては、国際ブランドによって、ICチップが搭載されていたり、されていなかったりします。
比較的、MasterCardの方がICチップの導入には積極的のようで、ヨーロッパのホテルなどでは、ICチップが搭載されていないカードは利用拒否に遭うことも少なくありません。海外での利用を考えている方はこの点も重視したいところです。