クレジットカードのキャッシングやリボルビング

最近、テレビでやたらと大物タレントを起用した銀行系のカードローンのCMを見かけませんか？

阿部寛さんの東京三菱UFJ銀行カードローン、竹中直人さんのモビットなどある程度、老若男女まで知れ渡った有名芸能人を起用してのCM。

ここで皆さんに一つ質問。

カードローンとクレジットカードのキャッシングって何が違うのでしょうか？

一般的にはクレジットカードなどで借りるキャッシングは一括払い、カードローンは分割払いと住み分けはされているそうですが、クレジットカードのキャッシングでもリボ払いの分割で返済という方法がありますので、実際にはさほど差異はないようです。

そして最近とくにカードローンの中でも銀行カードローンと呼ばれるカードローンの宣伝が多いのにも理由がある。２０１０年から施行された総量規制です。

総量規制は多重債務を防止するためにキャッシングを年収の１/３に制限したもの。だがこれはいわゆる消費者金融などからの借入れを対象としたもので、銀行からの貸付は対象外。

つまり消費者金融から借り入れができない人でも銀行からは借りることができるというわけです。そしてそこから利益を生み出すのがリボ払いです。

例えば、50万円をカードローンで借りて、毎月1万円ずつで返済したシミュレーションが下記です。図を見て頂ければわかりますが、完済するまでに支払う利息はなんと約24万円！たった50万円を毎月1万円の返済というある意味リアルな形で計算してもこれだけの利息を払わなければなりません。

50万を毎月1万円返済→どうなる？　※金利14％で計算した場合

金利：14％円

支払額：740,906円

支払利息：240,906円

支払回数：76回（6年4ヶ月）

小額で無理なく返済といえば聞こえはいいですが、金融機関にとっては細く長く支払ってくれる客が一番儲かるわけです。これはキャッシングやカードローンに限らず、ショッピングでの借り入れも同じです。

リボ払いやカードローンはCMなどで馴染みがあり、気軽に使えるイメージがあったりもしますが、実際にはしっかりと考えて使わないと落とし穴があったりしますので注意をすべきでしょう。