みなさんはクレジットカードをどういった目的で使っていますか?ネット決済やキャッシュレスでのお買い物、各種割引サービスなど、クレジットカードを利用することで様々な場面で便利でお得なサービスを受けることが出来ますよね。
また、クレジットカードのサービスの中でも各カードに付帯されたポイントプログラムというのはみなさんがクレジットカードを使う楽しみの一つとなっているのではないかと思います。
カード利用で貯まったポイントは各種金券や商品との交換や、現金キャッシュバック出来るので、せっかくクレジットカードを持っているのであれば、是非有効に活用したいですよね。そのためにはいかに細かい支払いまでカード決済出来るかにかかっていると思います。
今回は電子マネー「楽天Edy」の利用で、カード利用で貯まるポイントに加え、国内最大のインターネットモール「楽天市場」でご利用可能な楽天スーパーポイントが一度に貯まる、マル秘テクニックをご紹介したいと思います。
クレジットカードはあまり利用しないけれど、楽天Edyでの決済ならよくする、という方も必見です。
楽天Edyとは、楽天Edy株式会社が提供するソニーの非接触IC技術「FeliCa(フェリカ)」を活用したプリペイド方式の電子マネーで、現在、最も多い取り扱い店舗数と発行枚数を誇る日本の電子マネー利用の草分け的存在です。全国のコンビニエンスストアやスーパー、その他商業施設などでのご利用が可能となっています。
さて、この楽天Edyを使うメリットは、キャッシュレス、つまり小銭での会計から解放されスピーディーな会計が出来る、という点です。そして楽天Edyでの利用で200円ごとに楽天スーパーポイントが1ポイント貯まるのもこの楽天Edyの特徴です。
そしてあまり知られていませんが、実はこの楽天Edyを利用するにあたっての最大のメリットは、クレジットカードから楽天Edyにチャージするとクレジットカードに付帯したポイントが満額付与される、という点です。
楽天Edyでの決済時には楽天ポイントがもらえるので、なんと入金時と支払い時でポイントの2重取りが可能である、ということなんです。残念ながら以前と比べ、楽天Edyへのチャージでポイントが満額付与されるカードはずいぶんと減ってしまいましたが、お使いのカードによっては非常にお得なサービスです。
ここで重要なのはどのようにしてクレジットカードから楽天Edyにチャージをするか、ということです。楽天Edyをまだ使ったことがない、という人のためにもまずは楽天Edyの利用方法を見ていきましょう。
まず楽天Edyには楽天カードなどクレジットカードと一体型になっているものと、別売のカード型や携帯ストラップになっているものなど、いろいろな形のものがあります。
カード型EdyにはEdy利用で楽天スーパーポイントが貯まる「楽天ポイントクラブEdyカード」と、同じくANAのマイルが貯まる「ANAマイレージクラブEdyカード」の二種類があります。
また、NTTドコモが提供するおサイフケータイサービス(対応する携帯電話あるいはAndroidスマートフォンのみ)を利用して楽天Edyを使用することも可能です。おサイフケータイの場合は専用アプリをインストールし、登録をすることで使えるようになります。
おサイフケータイを利用しない場合、あるいはiPhoneの人はカードタイプの楽天Edyを利用することになります。
利用方法としては、コンビニのレジや入金機などで楽天Edyにあらかじめ現金をチャージしておく必要があります。その後お会計の際に楽天Edyで支払いをしたいと店員さんに告げれば楽天Edyでの決済が可能です。
ここで注意してもらいたいのは、ポイント二重取りのためには楽天Edyにクレジットカードから入金しなければいけないので、現金でのチャージはしてはいけません。
おサイフケータイではクレジットカード番号を登録することで、オンライン上でのチャージが可能となっています。Android用スマートフォンアプリではオートチャージ機能がついており、残高が減ると一定の金額が自動でチャージされる仕組みとなっています。
オンライン入金や、オートチャージサービスの利用でも、紐付けされたカードのポイントが貯まります。
一方でカード型楽天Edyの場合はコンビニでのチャージの際は、クレジットカードでのチャージは出来ません。
クレジットカードからカード型楽天Edyへチャージしたい場合は、パソコンに繋げて利用する専用のFeliCaリーダー「PaSoRi」が必要となります。このPaSoRiを使えばクレジットカードからも楽天Edyに入金することが可能になります。PaSoRiの使い方はこちら
楽天Edyを利用するとどれくらいのポイントが貯まるのでしょうか。
カード型楽天Edyの場合、「楽天ポイントクラブEdyカード」ではEdy利用200円ごとに楽天スーパーポイントが1ポイント貯まり(還元率0.5%)、「ANAマイレージクラブEdyカード」では200円ごとにANAのマイルが1マイル貯まります。ANAマイレージクラブEdyカードでは貯めたマイルはEdyにも交換することができます(1万マイルで1万円分)。
さらにインターネットモール楽天市場で楽天Edyでお支払いをすれば対象ショップでは普段の2倍、100円毎に1ポイントがもらえます。(還元率1%)
おサイフケータイでの楽天edyでの決済の場合も同じく200円毎に1ポイントが貯まりますが、こちらは貯めるポイントを14種類の中から選択可能です。
またヨドバシカメラなどではクレジットカードでの決済では還元率が減少(10%→8%)してしまいますが、この楽天Edyで決済すればポイントは満額付与されます。(楽天Edyでの決済限度額は5万円までなので注意)
▽おサイフケータイで登録できるポイントサービス
ポイントサービス | ポイント加算 | 備考 |
---|---|---|
エディオンポイント | 200円=1pt | エディオンでの利用で100円=1pt |
ANAマイレージクラブ | 200円=1pt | 「Edyマイルプラス」対象店で200円=2マイル |
楽天スーパーポイント | 200円=1pt | ポイントプラス加盟店で200円=2pt |
Tポイント | 200円=1pt | |
ヤマダポイント | 200円=1pt | |
ヨドバシゴールドポイント | 200円=1pt | |
エポスポイント | 1,000円=1pt | |
ベルメゾン・ポイント | 200円=1pt | ベルメゾンで200円=2pt |
auポイント | 200円=1pt | |
Ponta | 200円=1pt | |
GREE | 200円=1pt | |
ビックポイント | 200円=1pt | |
マツモトキヨシ現金ポイント | 200円=1pt | |
プレミアムドライバーズカード ショッピングポイント | 200円=1pt | 高速道路のSA/PAではpt2倍 |
(2012年9月現在)
▼おサイフケータイで利用したい方
楽天Edyをご利用するに当たって一番お得で簡単なサービスだと思います。
クレジット登録をすることでオンライン入金が可能ですし、オンライン入金で紐付けされたクレジットカードのポイントが貯まります。
そしておサイフケータイでのEdy利用200円ごとに提携先のさまざまなポイントをためることができる「Edyでポイント」サービスでは14種類の中から好きなポイントを選択出来るので、楽天スーパーポイントやANAマイル以外も貯めることが出来てオススメです。
▼おサイフケータイ非対応の携帯電話・スマートフォン(iPhone等)をお使いの方
おサイフケータイに対応していない携帯電話の場合、カード型の楽天Edyを使う必要があります。
この場合、普通にレジで現金チャージをして利用していたのでは楽天Edy利用200円毎に楽天ポイント(あるいはANAマイル)が1ポイント貯まるだけなので、はっきり言ってお得感はあまりありません(還元率0.5%)。普通にクレジットカードで支払いをした方が還元率は良い場合もあるでしょう。
大事なのは、クレジットカードで楽天Edyにチャージをし、支払いを楽天Edyですることによってポイントを二重取りすることなのです。
クレジットカードから楽天Edyへチャージするためには、先にも書いた専用のFeliCaリーダー「PaSoRi」が必要となってきます。「PaSoRi」に自分の楽天Edyカードを登録し、クレジットカード番号を入力することで、おサイフケータイと同じくオンラインでの入金が可能となり、紐付けされたクレジットカードのポイントが貯まります。
楽天Edyをお得に利用するためにはいくつか注意しておかなければならない点があります。
まず、クレジットカードによっては楽天Edyへのチャージでポイントが付かない、あるいは満額付与されないカードがある、ということです。残念ながら楽天カードから楽天Edyへのチャージはポイント付与対象外となっています。
楽天カードで楽天Edyへチャージをし、ポイントを手に入れるためのウルトラCとして、auかんたん決済というサービスを使う方法があります。au携帯料金を楽天カードでお支払いの方であれば、auかんたん決済から楽天Edyへチャージが可能でポイントも付与されます。
また、クレジットカードと一体型になっている楽天Edyを利用する場合、楽天カードとANAカード付帯の楽天Edyを除いてはEdy利用でポイントは貯まりません。別売のEdyカードに「PaSoRi」からチャージして使うのが良いでしょう。
そしてクレジットカードから楽天Edyへのチャージには専用端末PaSoRiを購入する必要がある、ということです。これはメーカーによっても価格は違いますが、だいたい2000円~3000円までの金額で購入することが出来ると思います。
また楽天Edyでの決済限度額は5万円までとなっており高額な買い物は出来ません。しかしEdyカードは一度に5枚まで持つことが出来るので、この場合最大で25万円までのお買い物をすることが出来ます。
■Edyチャージができるクレジットカード
アメリカン・エキスプレス、MUFGカード、DCカード、ニコスカード、UFJカード(JCBブランドは不可)、NTTグループカード、エポスカード、オリコカード、セゾンカード、JCB(ANA JCBカード、JCB・Honda C-card、JCB Y’s CARD、ソニーファミリーカード、のみ)、ジャックスカード、セディナカード、OMCカード、CFカード、ダイナースクラブカード、VJAグループ(シティカード含む)、三井住友カード、UCカード、UCSカード、ライフカード、楽天カード、楽天銀行デビットカード
※2012年9月現在。Edy公式サイトより
■Edyチャージでポイントがつかないクレジットカード
オリコカード、UCSカード、楽天カード、ダイナースクラブカード、JCBカード、三井住友カード、VJAグループ、セゾンカード、UCカード、NTTドコモ(DCMX)、ジャックス、アメリカン・エキスプレス、三菱UFJニコス(MUFGカード、DCカード、UFJカード、NICOSカード)、など
■Edyチャージでポイントが付与されるカード
カード名 | ポイント付与 | 還元率 | 備考 |
---|---|---|---|
ライフカード | 1,000円=0.5pt | 0.25~0.66% | Edyチャージではポイント半分付与 |
JMBローソンPontaカードVisa | 100円=1pt | 0.5~1% | ローソンでの精算1回ごとに1ポイントが加算 |
auじぶんcardセゾン | 100円=1pt | 1% | – |
出光カードまいどプラス | 1,000円=5pt | 0.5% | – |
NTTグループカード | 1,000円=10P | 0.5%-0.66% | – |
EPOS CARD(エポスカード) | 1,000円=1pt | 0.4~5% | 季節ごとに年4回マルイにて10%OFF |
シティ リワードカード | 100円=1pt | 0.4%~1.2% | 土日はポイント2倍。リボ払いで3倍 |
シティ リワード ワールド カード | 100円=1pt | 0.67%-1.41% | いつでもポイント2倍。土日、海外、リボ払いで3倍。 |
シティ キャッシュバックカード | 利用額に応ずる | 0.25%~3% | 月5万円以上のカード利用で還元率1%超 |
VISA ゴールドカード シティ エリート | 100円=1pt | 0.33%-0.53% | – |
シティ ゴールドカード | 100円=1P | 0.33%-0.53% | – |
シティ セレクト VISA プラチナカード | 100円=1pt | 0.33%-1.59% | 年間の利用金額でポイントが倍増 |
ANA JCBワイドゴールドカード | 200円=1マイル | 0.5% | – |
ANA JCBカード プレミアム | 200円=1マイル | 0.5% | – |
ANAダイナースカード | 200円=1マイル | 0.5% | – |
デルタ スカイマイル シティ ゴールドVISAカード | 100円=1.3マイル | 1.95% | – |
(2012年9月現在)