みなさんは空港ラウンジってご存知でしょうか?お仕事や旅行などで海外へよく行かれる方は目にしたことがあるかもしれませんが、出発までの待ち時間を有意義に利用してもらおう、という目的でドリンクや軽食などのサービスを提供している空港内にある休憩施設のことです。
当サイト管理人は普段は国内を新幹線や車で移動することが多く、仕事や旅行で海外に行くこともそう多くはありませんでしたのでこれまで気にしていませんでした。しかし先日旅行で海外に行った際、天候の関係で飛行機の出発が遅れたこともあり、その待ち時間、長時間重い荷物を持って空港の固いイスに座っていたのが非常につらかった覚えがあります。
それもあってか空港ラウンジの存在を知ってからは是非一度中に入ってくつろぎたい、と思うようになりました。今回その空港ラウンジを無料で利用出来るプライオリティ・パスの会員証を手に入れることが出来たので、是非みなさんにもご紹介したいと思います。
空港ラウンジサービスには、JALやANAなどの航空会社が運営しているものと、カード会社が共同運営しているもの、そして空港会社が独自に運営しているものがあります。
それぞれの空港ラウンジは、サービス提供側の上級会員となっていることが主な利用条件となっており、会員証を提示すれば無料、あるいは利用料金を支払うことによって利用することが可能となっています。またファーストクラスやビジネスクラスをご利用のお客様に対しては、搭乗手続きの際に利用券が提供されることも多いです。
注意してもらいたいのは、サービスを受けるためにはそれぞれ専用の会員証や利用券が必要で、航空会社運営のラウンジ会員証ではカード会社運営のラウンジに入ることが出来ません。
ここでは、主にプライオリティ・パス(Priority Pass)社が提供する世界100ヵ国300以上の都市にある独立系VIP空港ラウンジプログラムと、プライオリティ・パスの会員証が付帯したクレジットカードのご紹介をしたいと思います。
プライオリティ・パス(Priority Pass)社が提供するVIP空港ラウンジは世界中の空港600ヵ所以上に設置されており、利用者に様々なくつろぎのサービスを提供しています。
主なサービスとしては、ソファや仕事机など、ゆったりとした個人空間の中でソフトドリンクやアルコール、軽食などのサービスを受けることが出来ます。また電話機やFAX、インターネットの無線通信環境を自由に利用出来るほか、コピー機やプリンターなどのビジネス機器も取り揃えられています。その他大空港になればシャワー室や仮眠室、マッサージなどが提供される空港もあるなど、空港内の喧騒から離れてリラックスした時間を過ごすことが出来るんです。
このサービスは会員限定のサービスとなっており、プライオリティ・パスに入室するためには専用の会員証が必要となってきます。このプライオリティ・パスの会員証には利用者の利用形態にあわせて年会費の異なる3種類の会員証が用意されています。
●「プライオリティ・パス」会員証の種類
スタンダード会員 | 年会費99ドル | 1利用ごとに27ドルの料金がかかる |
スタンダード・ プラス会員 | 年会費249ドル | 10回まで空港ラウンジ無料利用可能。 それ以降利用は1回毎に27ドル |
プレステージ会員 | 年会費399ドル | 利用制限なし。いつでも無料で空港ラウンジ利用可能 |
この他、プライオリティ・パスと提携しているクレジットカードの会員は、無料あるいは通常よりも格安の年会費でこれに入会することが出来るんです。特にプレステージ会員になるためには通常399$もの年会費を支払う必要があるので、これが付帯したクレジットカードはそれだけで非常にお得であると言えるでしょう。
●プレステージ会員証発行可能なプライオリティパス提携カード
カード名 | 年会費 | 国内空港ラウンジ | 備考 |
楽天プレミアムカード | 10,500円 | 国内22空港 | プレステージ会員証申し込み可能な世界最安値のカード |
セゾン・ゴールド・ アメリカン・エキスプレス・カード | 10,500円 | 国内21空港 ハワイ・ホノルル国際空港 | 年会費に10,500円の追加でプライオリティパスが発行可能 |
MUFGカード・プラチナ・ アメリカン・エキスプレス・カード | 21,000円 | 国内26空港 ハワイ・ホノルル国際空港 | 家族会員も申し込み可能。コンシェルジュサービス付帯 |
セゾン プラチナ・ ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード | 21,000円 | 国内24空港 | 年間200万円以上のカード利用で年会費半額。コンシェルジュサービス付帯 |
SBIプラチナカード | 31,500円 | – | 家族会員の方1名まで申し込み可能 |
三井住友VISA プラチナカード | 52,500円 | 国内27空港 | 家族会員も申し込み可能。コンシェルジュサービス付帯 |
●スタンダード会員証発行可能なプライオリティパス提携カード
カード名 | 年会費 | 国内空港ラウンジ | 備考 |
シティ リワード ワールドカード | 12,600円 | 国内27空港 ハワイ・ホノルル国際空港、韓国・仁川国際空港 | – |
アメリカン・エキスプレス・カード | 12,600円 | 国内27空港 ハワイ・ホノルル国際空港、韓国・仁川国際空港(同伴者1名無料) | – |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 27,300円 | 国内27空港 ハワイ・ホノルル国際空港、韓国・仁川国際空港(同伴者1名無料) | – |
楽天プレミアムカードはプレステージ会員証を無料で申し込めるクレジットカードとしては年会費が世界最安値ですので、とにかく一度プライオリティパスを利用してみたい、という方にはオススメです。
家族でもプライオリティパスをご利用したいなら、家族カードにも会員証を追加で申し込めるMUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、SBIプラチナカード、三井住友VISAプラチナカードがオススメです。
個人でのご利用のみであれば、様々なビジネスサービスとコンシェルジュサービスが付帯したセゾン プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードがコストパフォーマンスやサービス面でもお得だと思います。
逆に年に2~3回程しか利用しないのであれば利用毎に27ドルかかりますが、スタンダード会員証でも十分という方も多いでしょう。アメックスカードであれば、アメリカンエキスプレスセレクトという世界中で受けられる優待サービスがあるので、そちらと合わせてご利用されるのもいいと思います。